沖縄。 [日常]
午前6時半、ホテルの耳慣れないアラーム音で起こされます。
テレビのニュースを見ながらベッドの上をゴロゴロ。
うーん、今日は雨か...、ってここで関東地方の天気を見ても...。
チャンネルを変えると沖縄地方の天気予報。
何とか雨は降らずにすみそうです。
（昨日は最高気温が24℃もあったそうです。千葉との差が約10℃...。）
着替えた後、朝食をとりに1階へ。
このホテル、レストランはありませんが朝食はあります。
コンビニで売っているようなおにぎりやロールパン、クロワッサンなどが食べ放題。
サラダもコンビニのようなカップ入り。
ちょっと味気ない気もしますが簡単に済ますことができて、これはこれでいいかもしれません。
ANAのホームページから予約するとマイルがより多く貯まるということでこのホテルに決めたのですが、10月末にオープンしたばかりとあって、とてもきれいでよかったです。
8時過ぎ、チェックアウトします。
キャリーバッグを転がしながら、予約したレンタカーの営業所へ。
今日は昨日よりも涼しく、風が強いようです。
今日のレンタカーは、マツダレンタカー。
はじめは、佐賀の時と同じレンタカーを借りようかと（会員にもなっているので）思ったのですが、Webで調べると結構高い...。
半日でこれだと、行く場所を絞って公共の交通機関を使った方がいいかなー、と考えていると、沖縄観光案内のホームページにレンタカー案内があって、そこから予約するとずっと安いです。
一人なので軽自動車でもよかったのですが、新しいデミオに乗れるかもということで、ここにで予約しました。
（予約の確認や禁煙車の手配についてもきちんとメールをくれて対応もよかったです。）
保険の説明を聞いて、支払いを済ませていざ出発。
...の前に、第一の目的地をカーナビにセット。
さらにガイドブックに眺めがよいと載っていた場所を経由地点にします。
今回は時間もそんなに無いので、沖縄本島南端あたりをうろちょろします。
初めて乗る車、初めての土地なので慎重にスタート。
沖縄は車社会と聞いていたので、結構運転が荒いのかと思っていましたが、そうでもないです。
休日の朝のためか、車の流れもちょっとのんびりした感じです。
市街地を抜けて郊外へ来ると、車の数もぐんと減ります。
山を登って、自衛隊の施設の間を通って、トンネルを抜けると、目の前に海が広がります。
「ニライカナイ橋」です。
眺めがすごくいいのですが、駐停車禁止。
前後に車がいないので、ゆっくりと下ります。
（後で調べると展望台があったようです。）
山を下りきると、知念岬です。
まだ時間も早いせいか観光客も少なく、静かです。
しかし、天気が曇り空なのが惜しい。
雨が降らないだけ幸運ですが、これで天気がよかったら海がきれいでしょうね。
今日の車は、マツダ デミオ、新型（DE）です。
レンタカーでも新型と一つ前の型（DY）が混在しているようで、私の前で受付していた人はDYデミオ。
DYを所有している私としては新型に乗ってみたかったので、ラッキーです。
次の目的地をセットして出発。
と、途中でコンビニにピットイン、飲み物を買います。
ここでもEdyで支払い。
沖縄では結構Edyが普及しているようで、昨夜のお土産屋でもEdyでOK。
ホテルはクレジットカード、空港での買い物やレンタカーの支払いはEdyでしたので、今回あまり現金を使っていません。
（モノレールと昨夜の夕食ぐらいでしょうか。）
カーナビの指示通りに道を進むと、両脇に民家が並びます。
どの家の門柱にもシーサーがいるのですね。
と、その民家の間に畑が目につくようになってきました。
さとうきび畑です。
私、広島の原爆ドームにも長崎にも行ったことがありません。
東京でも空襲でたくさんの方が亡くなっているのですが、現在の街並みを見ると全く感じさせません。
しかし、さとうきび畑を見たら、昔、ここでたくさんの方が亡くなったことが思い出されて、急に悲しくなりました。
というわけで、沖縄に来たからには行かなくてはいけないだろう「平和祈念公園」に到着です。
駐車場に車を停めて案内図を見ていると、案内板の後ろから花売りのおばあちゃんが突然現れてビックリするので注意です...。
次の目的地は「ひめゆりの塔」、近いです。
駐車場はどこかと道を進んでいくと、急に賑やかな場所へ。
お土産屋の列と無料駐車場の看板、のぼりやプラカードを持った呼び込み...。
あぁ、そうか、駐車場は無料と言いつつ、帰りにお土産を買わないと出辛い雰囲気にする類か...。
是非とも訪れたい場所ではありましたが、学徒隊の「必死さ」と、呼び込みの「必死さ」に落差を感じて素通りしてしまいました。
残念です。
そのまま次の目的地に向かいます。
しかし、次の目的地は、ひめゆりの塔に着いたらカーナビにセットしようと思っていたので、セットされていません。
道路標識にしたがって進むと、両脇にさとうきび畑が広がる細い道へ。
車1台が通れる農業用の道のようですが、いいのでしょうか...。
心配になりながらも、沖縄本島最南端、喜屋武岬に到着。
私の日本最南端更新です。
さすがにこの道では観光バスも入ってこないので、修学旅行生も皆無。
静かです。
ここでも米軍に追われたたくさんの人々が断崖から身を投げたのですよね...。
灯台が傾いているのは、広角レンズで撮ったためです。
さて、ひめゆりの塔に寄らなかったため、予定より少し早いですが、次の目的地は楽しみにしていた場所なので、カーナビをセットして出発します。
糸満の市街地を抜けて目的地へ、あそこに駐車場がある...。
楽しみにしていた場所とは、「瀬長島」。
那覇空港の南にある島です。
島といっても本島と道路でつながっており、この道が滑走路の進入灯をぶった切る形になっているのです。
今日は北風なので着陸してくる飛行機が、
だんだん大きくなって...、
滑走路へ着陸していく...。
普段はあんなにちっちゃいボーイング737でも...、
この迫力です。
しばらく、位置を変えたりして飛行機の写真を撮ります。
しかし、天気がよければ...。
雨が降らないだけいいですが、せっかくの沖縄、青い空とエメラルドブルーの海をからめた写真が撮りたかった...。
そして、風が強い。
空港の方から吹いてくる北風がものすごく強く、まっすぐ立っていられません。
いくら暖かい沖縄といえど、ちょっと寒いぐらいです。
今は12時、帰りの飛行機は4時過ぎ。
3時ぐらいまでに車を返せば、空港でお土産屋をのぞく余裕もあるでしょう。
まだ時間はありますが、かといってそんなに遠くまでは行けそうもありません。
また、市街地は渋滞しそうです。
（昨日、モノレールから見た道路も渋滞していました。）
それでも、この風の中ではここにいるのも大変なので、町中でもぶらぶら車を走らせることに。
途中、沖縄っぽいファストフードのお店でもあれば、昼食にしましょう。
瀬長島をぐるっと回って那覇空港へ向かう道へ。
（ちなみに、この瀬長島で私の日本最西端も更新しました。）
途中、昨日モノレールの中で知った「エアー・フェスタ2008」の案内看板が...。
ん、待てよ、飛行展示はどこの航空祭でも大体3時ぐらいまで。
全て見るのは難しいけれど、基地の中に入って展示機を見たりするぐらいなら間に合うのではないか？
車は他の場所に駐車して、連絡バスで行くようだけど、すれ違ったバスもガラガラだったから、すぐに乗れそうだし。
急遽、案内看板に従って、臨時駐車場へ向かうことにします。
港が駐車場になっていて、そこからバスに乗りますが、すでにお昼過ぎ。
駐車場に入るのもバスに乗るのも待ち時間無しでした。
10分ちょっとで基地の中へ。
バスの停車場からエプロンまではお店が並んでいますが、あまり時間もないので、スタスタ歩きます。
エプロンにつくと、尾白鷲ファントムII。
小さい頃、格好いいマーキングで憧れだったファントムです。
（その頃は、千歳基地配備でしたが。）
ちょうど、ブルーインパルスが離陸のために滑走路へ向かうようです。
しかし、人の壁。
今日はもちろん脚立もないので、離陸シーンはあきらめ、地上展示機を見て回ります。
エコジェットならぬ、エコファントム？
受信機で航空無線を聴いているとブルーインパルスの演技が始まるようです。
民間機の離着陸の間を縫って演技をするので大変そうです。
おそらく、ブルーインパルスの演技が終わると大勢の帰る人がバス停に向かいそうです。
帰り混雑に巻き込まれると飛行機の時間が心配になるので、できるだけすぐに出られるよう、エプロンの出口近くで写真を撮ることにします。
しかし、いざ撮影を開始するとちっちぇー。
（上の画像はだいぶトリミングしてあります。）
春にEF35-350mmからEF70-200mmへ買い換えてから機体の大きな旅客機ばかりを撮っていたので、あまり気になりませんでしたが、小さな戦闘機（正確にはブルーインパルスの機体は練習機ですが）だとやっぱり200mmは短すぎます。
もっと長いレンズが欲しいなぁ。
Canon EF Lレンズ 70-200mm F4L IS USM
- 出版社/メーカー: キヤノン
- メディア: エレクトロニクス
ブルーインパルスの演技が終わると予想通り、続々とバスへ向かう人々が。
私もカメラをバッグへしまいながらバス停へ向かいます。
途中、ペトリオットミサイルの発射機を見たりしながらバス停に到着、バス1台分ぐらい並びましたが、すぐに駐車場へ向けて出発。
駐車場から出る車も増えてきたところですが、ほとんど待つこともなく駐車場を脱出。
あらかじめ調べておいたガソリンスタンドでガソリンを補給して、レンタカーの営業所へ。
ちょうど予定通り3時前、今日の走行距離は、77.8km。
これだけいろいろなところへ行けたことを考えると、車を借りて正解だったなと思います。
（ひめゆりの塔に行けなかった代わりに航空祭へも行けましたし。）
営業所のワンボックスで空港まで送ってもらうと、とたんにお腹がすきました。
那覇空港の隠れた名店（？）、「空港食堂」へ。
この空港食堂、1階の端っこにあって、空港職員専用の食堂のように見えますが、普通の人も入れます。
沖縄の名物、沖縄そばをまだ食べていなかったので、「ソーキそば」を食べます。
お腹も満たされ、恒例の展望デッキへ。
南側のデッキなら、航空祭の続きが見られるかもと出てみると、ちょうどF-4とF-15が2機ずつフライバイ。
（どうしてF-15が？とその時は思いましたが、後で調べると、来年、尾白鷲ファントムは百里へ異動し、F-15が沖縄に配備されるようですね。）
しかし、やっぱり望遠レンズ短すぎ。
F-4がドラグシュートを使って着陸しましたが小さすぎです。
ふと気になって携帯電話のメールで飛行機の時間を確認すると、16時55分発と思っていたのが、実際は16時40分発。
あれ、それじゃあ、もう荷物預けて中に入るかと、カウンター、保安検査場へ。
これから本土へ帰る人々で混雑です。
お土産も昨日のうちに買ってしまったので、のんびり...。
搭乗口は...、ボーディングブリッジが無い。
沖留めのため、バスで移動です。
...が、待っても搭乗開始にならない...、機材整備が遅れているようです。
羽田に着いてもまだバスは何本もあるので、少しぐらい遅れても大丈夫、余裕です。
（明日にならなければ（笑）。）
っていうか、私の前で待っている人、そんなに薄着でいいのですか？羽田は冬ですよ？
（私は着陸後に備えてジャケットを出しておきました。）
30分程遅れてANA1410便に搭乗開始、機材はあまり好きでないはずのボーイング767...。
しかし、今日はちょっと違うのです。
（小さくて見えにくいですが）「ETOPS」の文字があるように、今日の767は767-300ERなのです。
で、ちょっと古めとはいえ国際線機材、前方のシートはビジネスクラスシートです（旧式ですが）。
このシートに座れるのであればということで、嫌いな767でも我慢です。
今日は滑走路36で離陸。
今日も自衛隊の前の誘導路を進みます。
航空祭は5時までだったから、定時出発だったら誘導路側から展示機が見えたかも、ひょっとしたらブルーインパルスの帰投も見えたかもと考えていると、格納庫にしまわれようとしているブルーインパルスの機体が見えました。
今日は、沖縄の夜を楽しむのですね。
考えてみれば、今から本土へ帰ったら帰着は夜になってしまいますしね。
那覇空港から離陸すると、管制の関係からしばらくは低空を飛びます。
ちょっと左に曲がって、また右に曲がって...。
ナハノース2ディパーチャー、おお、ゲームで見たのと同じだ（笑）。
- 出版社/メーカー: テクノブレイン
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偶然にも今回利用した空港は全て「ぼくは航空管制官3」でリリースされている「羽田」「那覇」「伊丹」。
ゲームでいうとあのあたりだな、と位置関係がよくわかりました。
やっと上昇し、雲の上へ。
夕日がまぶしいです。
その後は昨日同様、ずっと雲の上、日が暮れてしまうと何も見る物がありません。
まだ夕食には早いので、持ち込み機内食（笑）も無し。
本を読んでみたり、眠ってみようと努力したり...。
しかし、旧式とはいえビジネスクラスシート、広いです。
リクライニングさせてしまうと、前のシートポケットに入れたペットボトルに手が届きません（笑）。
やっと、地上の明かりが見えてきました。
どのあたりでしょうか。
個別のモニタは付いていないので、現在地情報もありません。
そろそろ降下かなと思っていると、機長からアナウンス...。
「羽田空港の滑走路一つが封鎖され、東側の滑走路1本で離着陸しているので大変混雑している。着陸がさらに30分ぐらい遅れる見込み。」とのこと。
出発で30分遅れましたが、途中、すっ飛ばしたのか、到着は30分は遅れそうもないなと思っていたのですが、これで機長の努力も水の泡？涙目でしょう...。
とはいえ、機長は実際に乗客とは接しないので文句も言われませんが、キャビンアテンダントさんは、大変。
お茶やキャンディーを配って間を持たせます...。
と、窓に月が見えてきました。
この前、満月になったばかりだから、この時間だと東の空だな、んん？左の窓から月が見えるということは今、南に向かっているいる？
おそらく房総半島の南の上空だと思いますが、着陸の順番待ちで旋回待機に入ったようです。
旋回待機は初めての体験です。
結局、月を3回見て（3周して）ようやく順番が回ってきました。
滑走路34Lも閉鎖が解除されたらしく、無事に定刻の約50分遅れで着陸です。
（広いシートで助かりました。）
あーあ、帰って来ちゃったなー。
予想通り、羽田でも沖留め、バス移動。
ほら、上着無いと寒いでしょ...（笑）。
初めての沖縄旅行、許可してくれた嫁さんに感謝です。
1泊と短い時間でしたが、次は家族で行きたいですね。
（娘が飛行時間約2時間に耐えられるようになってくれないと無理ですが。）
津田沼方面行きのバスに乗って...、あ、嫁さんと娘は実家に避難しているので、夕食が無いんだった。
コンビニでお弁当でも買うか...。
急に現実に引き戻されました（笑）。
※コメント欄は敬称略で失礼します。※
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